ゼレンスキー大統領の各国演説
昨日のウクライナ・ゼレンスキー大統領の国会演説。
ご覧になりました?
これまでアメリカやドイツ等でオンライン演説をされていましたね。
アメリカでは、『真珠湾攻撃・米国同時多発テロ・I have a dram.・平和・世界のリーダー『』というキーワードで、ロシアへのさらなる制裁とU-24という平和のための同盟を提案しています。
アメリカでの演説全文↓↓↓
ドイツでは、『ベルリンの壁』になぞらえてヨーロッパの壁を壊して戦争を止めて!と伝えてますね。そして、ドイツが自国経済を優先する政策を取ったこと(ロシア産の天然ガス移送計画)をきっちり批判してます。
ドイツでの演説要約の記事↓↓↓
そして昨日(3/23)の日本では、ワタシのような一般人が聴いてもイメージがしやすいキーワード『復興・原発・津波・サリン』を交えながら、日本はアジアのリーダーだ褒めることも忘れずに引き続きロシアへの制裁とウクライナへの復興支援をしてほしいとお話しされました。
アメリカで真珠湾攻撃の話が出たから、日本では広島県や長崎県を上げて原爆に言及するのかな…と想像していましたが、そうではなかったですね。日本のことに直接言及せず、自国で過去に起こったことを伝えることで日本にできることでウクライナがしてほしいことを明確に伝えています。
3つの演説とこれまでのゼレンスキー大統領の発言を見ていると、地続きの隣国を常に意識して過ごしてきたウクライナだからこそ、外交の重要性が身に染みていることが強く伝わってきます。
特にこれまでの戦争では、マスコミの力で伝わりきらなかった戦況や他国の反応が、インターネットや SNSで素早く伝わることでウクライナは新たな防衛手段を得ていて、しかもそれを活かすことがとても上手だなと感じます。
悲惨な状況ばかり見てると、ウクライナからはるか遠くに住んでいるワタシでさえ、心を削られ無力感に襲われてしまうことがしばしばです。
それでも、自分で情報を得たり当事者からの声を聞くことで、第三者が『知る』ことは当事者の大きな力につながるんだなということをひしひしと感じます。また、それが第3者であるワタシたち自身をさらに救っているような気がします。
どんな時も最初に必要なのは、相手の考えを知ること。相手の状況を理解すること。
これがなければ、状況を変えることはできませんもんね。
曖昧にしておくことを愛してやまないワタシたち日本人ですが、各国に向けたゼレンスキー大統領の演説を見ることで、しっかりと自分の意見を持ち、行動することの重要性と効果を改めて感じた素晴らしい演説でした。
しっかし戦略家だな!ウクライナは!!(拍手)
☆・☆・☆
各国議会での演説。
イギリス
カナダ
スイスは、戦争反対のデモ集会での演説だったんだ。
イタリア
フランス
おぉ、ロシアで経営を続けていた企業3社として名前を上げられてたルノー、営業停止したんや。